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各種レーザー治療

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各種レーザー治療|切らずに行う、日帰りの目の治療

杉本眼科医院(神奈川県秦野市鶴巻北2-2-26/小田急線 鶴巻温泉駅より徒歩3分)では、外来で受けていただけるレーザー治療を行っています。

レーザー治療は、目にメスを入れることなく光の力で治療を行う方法です。
点眼麻酔を使用し、治療時間は数分から十数分程度。入院の必要はなく、当日中にご帰宅いただけます。

当院で行っている主なレーザー治療は次の3つです。

細隙灯顕微鏡で目の状態を確認する眼科の診察
  • 網膜光凝固術:糖尿病網膜症、網膜裂孔、網膜静脈閉塞症など、網膜の病気の進行を抑える治療
  • 後発白内障に対するYAGレーザー治療:白内障手術のあとに再び見えにくくなった場合の治療
  • 緑内障に対するレーザー治療:房水(目の中の水)の流れを改善し、眼圧を下げる治療

網膜光凝固術(レーザー網膜光凝固術)

網膜光凝固術とは、目の奥にある網膜にレーザーを当てて組織を凝固させ、病気の進行を抑える治療です。
糖尿病網膜症をはじめとする網膜の病気で、失明につながる状態を防ぐために行われます。

視力を良くするための治療ではありません

網膜光凝固術について、最初にご理解いただきたい大切な点があります。
この治療は、悪くなった視力を回復させるための治療ではなく、これ以上悪くならないように食い止めるための治療です。

レーザーを当てた部分の網膜は機能しなくなりますが、あえてその一部を犠牲にすることで、網膜全体や、ものを見る中心である黄斑を守ります。
「治療を受けたのに見え方が良くならない」と感じられることがありますが、それは治療が効いていないという意味ではありません。

大切なのは、必要なタイミングで治療を受けることです。手遅れになってからでは、レーザー治療でも進行を止められなくなります。

網膜光凝固術の対象となる病気

◆ 糖尿病網膜症

糖尿病によって網膜の血管が傷み、血液の流れが悪くなる病気です。酸素不足になった網膜からは、もろく破れやすい新生血管が生えてきます。
この血管が破れると硝子体出血や網膜剥離を起こし、急激な視力低下や失明につながります。

網膜光凝固術では、酸素不足になっている網膜を広範囲にレーザーで凝固し、新生血管が生えてくるのを抑えます。
網膜全体に行う場合は汎網膜光凝固術(はんもうまくひかりぎょうこじゅつ)と呼ばれ、複数回に分けて治療を行います。

糖尿病網膜症は、かなり進行するまで自覚症状が出ないのが大きな特徴です。
「見えているから大丈夫」と考えず、糖尿病と診断されている方は症状がなくても定期的に眼底検査を受けてください。

◆ 網膜裂孔・網膜剥離の予防

網膜に穴や裂け目(網膜裂孔)ができると、そこから網膜の下に水が回り込み、網膜が剥がれる網膜剥離に進むことがあります。
網膜剥離まで進むと入院での手術が必要になり、視力への影響も大きくなります。

裂孔の段階であれば、周囲をレーザーで焼き固めて網膜を接着させることで、剥離への進行を防げる場合が多くあります。外来で受けられる治療のうちに発見することがとても重要です。

◆ 網膜静脈閉塞症

網膜の静脈が詰まり、出血やむくみを起こす病気です。
血流が途絶えた範囲が広い場合、糖尿病網膜症と同じように新生血管が生えてくることがあり、これを抑えるためにレーザー治療を行います。

黄斑にむくみが及んでいる場合は、抗VEGF硝子体内注射と組み合わせて治療することもあります。

こんな症状があれば、すぐに受診してください

次の症状は、網膜裂孔や網膜剥離のサインである可能性があります。放置すると数日で進行することもありますので、様子を見ずに眼科を受診してください。

  • 急に黒い点や糸くずのようなものが増えた(飛蚊症の急な増加)
  • 暗いところで、視界の端に光が走って見える(光視症)
  • カーテンがかかったように、視野の一部が欠けてきた
  • 急に見えにくくなった

飛蚊症は加齢によるものも多く、必ずしも病気とは限りません。ただし「急に増えた」「これまでと違う」と感じた場合は、検査を受けて原因を確かめることが大切です。

網膜光凝固術の流れ

段階内容
1. 診察・検査瞳を開くお薬(散瞳薬)を使用し、眼底検査やOCTで網膜の状態を詳しく確認します。
2. 点眼麻酔麻酔の点眼薬をさし、目の表面の感覚をなくします。
3. レンズの装着目の表面に専用のコンタクトレンズを乗せ、網膜の奥までレーザーが届くようにします。
4. レーザー照射顕微鏡をのぞいた姿勢で、網膜の必要な部分にレーザーを照射します。1回あたり10〜20分程度です。
5. 終了・帰宅レンズを外し、目の状態を確認して終了です。当日中にご帰宅いただけます。

治療範囲が広い場合(汎網膜光凝固術など)は、目への負担を減らすため、複数回に分けて行います。回数や間隔は網膜の状態によって異なります。

治療中、チカチカとした強い光を感じます。範囲が広い場合や、レーザーを当てる場所によっては、ズンと響くような痛みを感じることがあります。
痛みが強い場合は遠慮なくお伝えください。照射の強さを調整したり、休憩を挟んだりしながら進めます。

網膜光凝固術の副作用・注意点

  • 治療後しばらく、視界がかすんだりまぶしく感じたりすることがあります。
  • 広い範囲に治療を行った場合、視野が狭く感じられたり、暗いところで見えにくくなったりすることがあります。
  • 一時的に黄斑のむくみが強くなり、見え方が低下することがあります。
  • まれに出血を起こすことがあります。
  • レーザー治療を行っても、病気の進行を完全に止められない場合があります。その場合は硝子体手術など、さらに進んだ治療が必要になることがあります。

治療後も、病気そのものが治ったわけではありません。
糖尿病網膜症であれば血糖のコントロール、網膜静脈閉塞症であれば血圧の管理といった全身の治療を続けながら、定期的に目の状態を確認していくことが大切です。

後発白内障に対するYAGレーザー治療(後嚢切開術)

白内障手術をしたのに、また見えにくくなってきた方へ

白内障手術を受けて一度はよく見えるようになったのに、数か月から数年経って再び見えにくくなることがあります。この多くは後発白内障(こうはつはくないしょう)によるものです。

後発白内障は、白内障が再発したものではありません。
手術で入れた眼内レンズを支えている袋状の膜(後嚢)が、時間の経過とともに濁ってくる状態です。白内障手術を受けた方の一定の割合で起こる、めずらしくない変化です。

治療はレーザーで数分程度。入院や切開は必要なく、外来で受けていただけます。

眼科の診察室に設置された細隙灯顕微鏡

後発白内障の症状

  • 白内障手術のあと、しばらくしてから再び視界がかすんできた
  • 光がまぶしい、にじんで見える
  • コントラストが低下し、ぼんやりとした見え方になった
  • 手術直後の見え方と比べて、明らかに低下している

白内障手術のあとに見えにくさを感じる原因は、後発白内障だけではありません。
眼内レンズの度数のずれ、緑内障や加齢黄斑変性など別の病気が関係していることもあります。まずは検査で原因を確かめることが大切です。

YAGレーザーによる治療の流れ

YAGレーザーという特殊なレーザーを使い、濁った後嚢の中央部分に小さな窓を開けます。光の通り道を確保することで、見え方の改善が期待できます。

段階内容
1. 診察・検査見えにくさの原因が後発白内障であることを確認します。瞳を開くお薬を使用します。
2. 点眼麻酔麻酔の点眼薬をさします。
3. レーザー照射専用のレンズを目に乗せ、後嚢の中央にレーザーを照射します。数分で終わります。
4. 終了・帰宅眼圧を確認して終了です。当日中にご帰宅いただけます。

治療中の痛みはほとんどありません。パチッという音と、光の刺激を感じる程度です。多くの場合、治療直後から見え方の改善を実感していただけます。

一度治療を行えば、同じ場所が再び濁ることはありません。繰り返し受けていただく必要のない治療です。

YAGレーザー治療の注意点

  • 治療後に、飛蚊症(黒い点や影が飛んで見える症状)を感じることがあります。多くは時間とともに気にならなくなります。
  • 一時的に眼圧が上がることがあります。治療後に確認し、必要に応じて点眼薬などで対応します。
  • まれに網膜剥離や黄斑のむくみが起こることがあります。
  • 瞳を開くお薬を使用するため、治療当日はご自身の運転でのご来院をお控えください。

なお、目の状態によってはYAGレーザー治療が適さない場合もあります。診察のうえで判断いたします。

緑内障に対するレーザー治療

緑内障は、目の中の圧力(眼圧)などの影響で視神経が傷み、視野が少しずつ欠けていく病気です。
一度失われた視野は元に戻らないため、眼圧を下げて進行を抑えることが治療の中心となります。

治療は点眼薬から始めるのが一般的ですが、緑内障のタイプや点眼の効果に応じて、レーザー治療を行うことがあります。

眼球模型を使って治療内容を説明する医師

レーザー虹彩切開術(LI)

目の中の水(房水)の出口が狭くなっているタイプの緑内障(閉塞隅角緑内障)に対して行う治療です。
虹彩(茶目の部分)にレーザーで小さな穴を開け、房水の新しい通り道をつくることで、眼圧が急に上がるのを防ぎます。

房水の出口が急に塞がると、激しい目の痛み、頭痛、吐き気をともなって眼圧が急上昇する急性緑内障発作を起こすことがあります。
短時間で視神経に深刻な影響が及ぶため、発作を起こす危険が高いと判断された場合には、予防的にこの治療を行います。

選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)

房水の出口である線維柱帯という組織にレーザーを照射し、房水の流れをよくすることで眼圧を下げる治療です。開放隅角緑内障に対して行われます。

組織へのダメージが少ないレーザーを使用するため、効果が弱まった場合に繰り返し行うことも可能です。
点眼薬の本数を減らしたい方、点眼を続けることが難しい方の選択肢になります。

ただし、すべての方に効果が得られるわけではなく、効果のあらわれ方にも個人差があります。また、レーザー治療を行っても点眼薬が不要になるとは限りません。

■ 緑内障のレーザー治療で共通する注意点

  • 治療後に一時的な眼圧上昇や炎症が起こることがあります。
  • 効果のあらわれ方には個人差があり、十分な眼圧下降が得られない場合があります。
  • 効果は永続的ではなく、時間の経過とともに弱まることがあります。
  • レーザー治療後も、定期的な視野検査と眼圧測定は継続して必要です。

費用の目安

いずれのレーザー治療も健康保険が適用されます。片眼あたりの自己負担額の目安は次のとおりです。検査料や再診料は別途かかります。

治療の種類3割負担1割負担
網膜光凝固術約30,000〜50,000円約10,000〜20,000円
後発白内障のYAGレーザー治療約5,000円約1,700円
レーザー虹彩切開術(LI)約20,000円約7,000円
選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)約30,000円約10,000円

自己負担額が高額になる場合は、高額療養費制度の対象となることがあります。
加入されている健康保険の窓口で「限度額適用認定証」を事前に取得しておくと、窓口でのお支払いを自己負担限度額までに抑えられます。

当院ではマイナンバーカードの健康保険証利用に対応しており、お会計はクレジットカードでのお支払いも可能です。
※費用は診療報酬改定により変動します。実際の金額は診察時に個別にご案内いたします。

治療当日・治療後について

ご来院時のお願い

  • SLTを除くレーザー治療は、瞳を開くお薬(散瞳薬)を使用します。数時間まぶしさやピントの合いにくさが続きますので、ご自身での自動車・自転車の運転はお控えください。
  • 公共交通機関をご利用いただくか、ご家族の送迎をお願いします。
  • サングラスをお持ちいただくと、帰り道のまぶしさが軽減されます。
  • お薬手帳をお持ちの方はご持参ください。

治療後の生活

レーザー治療は切開を伴わないため、治療後の生活の制限は手術に比べて少なく済みます。多くの場合、翌日から通常どおりの生活が可能です。

項目目安
食事・入浴・洗顔当日から通常どおりです
テレビ・読書・スマートフォン散瞳の効果が切れれば可能です
自動車の運転当日は不可。翌日以降、見え方が安定していれば可
仕事・家事当日から可能な場合が多いですが、治療範囲によって異なります
運動治療内容により異なるため、個別にご案内します
点眼薬処方された場合は、指示どおりに続けてください

治療後に強い目の痛み、急な視力低下、視野の欠けなどを感じた場合は、次回の受診日を待たずに0463-69-3133までご連絡ください。

レーザー治療についてよくあるご質問

Q1. レーザー治療は痛いですか?

A. 治療の種類によって異なります。後発白内障のYAGレーザーや緑内障のレーザー治療では、痛みはほとんどありません。
一方、網膜光凝固術では、治療範囲が広い場合やレーザーを当てる場所によって、ズンと響くような痛みを感じることがあります。痛みが強い場合は遠慮なくお伝えください。照射の強さを調整したり、休憩を挟んだりしながら進めます。

Q2. 治療にどのくらい時間がかかりますか?

A. レーザーの照射自体は、後発白内障のYAGレーザーで数分、網膜光凝固術で1回あたり10〜20分程度です。
前後の検査や散瞳の時間を含めると、院内での滞在時間は1〜2時間程度をみてください。

Q3. 入院は必要ですか?

A. 必要ありません。いずれも外来で行う日帰りの治療で、当日中にご帰宅いただけます。

Q4. レーザー治療を受ければ視力は良くなりますか?

A. 治療の種類によって異なります。後発白内障のYAGレーザーは、濁りを取り除くことで見え方の改善が期待できる治療です。
一方、網膜光凝固術や緑内障のレーザー治療は、視力を回復させるためではなく、病気の進行を抑えて今の見え方を守るための治療です。

Q5. 網膜光凝固術は何回受ける必要がありますか?

A. 治療する範囲によって異なります。網膜裂孔など部分的な治療であれば1回で終わることが多く、糖尿病網膜症などで網膜全体に治療が必要な場合は、目への負担を減らすために複数回に分けて行います。

Q6. 後発白内障のレーザー治療は、何度も受けることになりますか?

A. いいえ。一度治療を行えば、同じ場所が再び濁ることはありません。繰り返し受けていただく必要のない治療です。

Q7. 白内障手術のあと、どのくらいで後発白内障が起こりますか?

A. 手術から数か月後に起こる方もいれば、数年経ってから起こる方もいらっしゃいます。起こる時期には個人差があります。
手術後に見えにくさを感じたら、原因を確かめるために受診してください。

Q8. 治療当日は自分で車を運転して来院できますか?

A. お控えください。SLTを除く治療では瞳を開くお薬を使用するため、数時間まぶしさやピントの合いにくさが続きます。
公共交通機関をご利用いただくか、ご家族の送迎をお願いします。

Q9. 費用はどのくらいかかりますか?

A. いずれも健康保険が適用されます。治療の種類によって金額が異なりますので、詳しくは費用の項目をご覧ください。
自己負担額が高額になる場合は、高額療養費制度の対象となることがあります。

Q10. 糖尿病ですが、目の症状はありません。検査は必要ですか?

A. はい、必要です。糖尿病網膜症は、かなり進行するまで自覚症状が出ないのが大きな特徴です。症状が出てから受診された時点で、すでに治療の選択肢が限られているケースもあります。
糖尿病と診断されている方は、目の症状がなくても定期的に眼底検査を受けてください。

Q11. 飛蚊症があります。レーザー治療で治りますか?

A. 加齢による飛蚊症そのものをレーザーで治す治療は、当院では行っておりません。
ただし、飛蚊症が急に増えた場合は網膜裂孔が原因であることがあり、その場合はレーザー治療の対象となります。まずは原因を確かめる検査を受けてください。

Q12. 他院で治療を受けていますが、転院できますか?

A. はい、可能です。これまでの治療経過がわかる診療情報提供書(紹介状)や検査結果をお持ちいただけますと、治療をスムーズに引き継げます。お手元にない場合もご相談ください。

Q13. 秦野市以外からでも受診できますか?

A. はい、可能です。伊勢原市、平塚市、厚木市など近隣の市からも通院いただいています。小田急線 鶴巻温泉駅から徒歩3分、駐車場は20台分をご用意しています。

見え方の変化に気づいたら、早めにご相談ください

網膜の病気も緑内障も、早い段階で治療を始めるほど、今の見え方を守れる可能性が高くなります。
とくに飛蚊症が急に増えた、視野の一部が欠けてきたといった症状は、急いで対応が必要な場合があります。

「白内障手術のあと、また見えにくくなってきた」というご相談も承っております。まずは検査で原因を確かめるところから始めましょう。

診療時間

Hours

月 火 水 木 金 土 日
9:00〜12:00 ● ● ● / ● ▲ /
15:00〜18:00 ● ※ ● / ● ▲ /

休診日:木曜・日祝・▲第2/4土曜日
※:手術

アクセス

Access

住所
〒257-0002
神奈川県秦野市鶴巻北2-2-26
電話番号
0463-69-3133
最寄駅
小田急線鶴巻温泉駅より徒歩3分
駐車場
有(20台)